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静岡フォーラム2024の報告
作業所の未来を地方から切り開く静岡フォーラム2024
~持続可能な障害者福祉とは~
「作業の未来を地方から切り開く静岡フォーラム2024~持続可能な障碍者福祉とは~」と題して令和6年3月9日(土)に静岡市で開催いたしました。
静岡フォーラムとしては久しぶりの参集で、県内外より多数の参加がありました。
午前中の講演は、全国手をつなぐ育成会連合会会長の佐々木桃子様に「制度や事業者に望むこと~当事者の親として~」と題して講演していただきました。
午後は行政説明として、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域生活・発達障害者支援、虐待防止専門官、障害福祉専門官の松崎貴之様に「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定について」という事でお話していただきました。
行政説明の後「住み慣れた地域での生活を支えるために~持続可能な障害福祉とは~」という事でシンポジウムを開催いたしました。シンポジストとして講演をしていただいた佐々木様、全国手をつなぐ事業所協議会理事長の松崎伸一様、静岡県健康福祉部障害者支援局局長の石田雄一様、当会から理事の中野卓也様と山田の計5名の方に登壇していただきました。またオブザーバーとして行政説明をしていただいた松崎様、コーディネーターとして当会の理事長である三輪浜子様に登壇していただきました。
シンポジウムの様子
シンポジスト
各々の立場より持続可能な障害福祉にとっての課題や現状について話していただきました。また会場の参加者からも現状に対しての疑問をオブザーバーの松崎専門官に問いかける場面がありました。どの立場からも障害福祉の必要性や障害を抱える人の幸せを中心にしていく大切さについて話していただけた事で共通認識が出来ていた事がわかり非常に嬉しく心強く思いました。ただ、その基盤を支える報酬改定については、正確な数字や効果、その事を早く訴える事が足りていないことも分かりました。令和9年の報酬改定を目指して地方の小規模と呼ばれる事業所の現状を松崎専門官に厚生労働省に持って帰っていただき、私たちは地方から障害福祉分野を更に良いものにしていくための研鑽を積むという事を再認識出来たフォーラムとなりました。