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第5回作業所学会の報告

第5回 作業所学会

第5回作業所学会を令和5年12月9日(土)に開催しました。

午前中を記念講演として、阪大の松波めぐみ先生に「すべての人の『権利』が守られる地域社会をつくるために~障碍者権利条約『社会モデル』で考える~」というタイトルで講演をしていただきました。午後は、意思決定支援「わたしのしたい過ごし方」、就労支援「支援者としての醍醐味~私がこの仕事を続ける理由~」、地域生活支援「どうするグループホーム、現状と課題」という3分科会を開催して、興味のある分科会に参加をしてもらい各々テーマに沿ってディスカッションをしていただきました。その後、全体で集まり分科会でどのような事が話し合われたかを共有して全体で「人権を大切にする支援とは」を中心としたテーマとして全体で意見を述べていただきました。

今年も、ZOOMでの開催という事でしたが、受講する人たちも大分慣れた感じで意見を述べている様子を見ると、このような形での研修も身になってくるものだと思いました。

障害を抱える人の権利という事を中心に1日話を聞かせていただくと、私たちが当たり前と思う事を守る事が世間では難しかったり、私たちが権利を守る為に過剰に反応してしまっていることで、本人が主体的に活動をする権利を弱めてしまっている事に気が付きました。そして私たちは、日々様々な葛藤の中で迷いながらも決定をしている事が、どのような意味だったのかを権利という側面から振り返ることで明日以降の自らの言動が変える事が出来るきっかけになった1日だったと感じました。

講演の様子

分科会の様子

意思決定支援分科会での発表の様子

就労支援分科会での発表の様子

地域生活支援分科会での発表の様子

各分科会発表、全体ディスカッションの様子

意思決定支援分科会での内容を報告

就労支援分科会での内容を報告

地域生活支援分科会での発表の報告

全体ディスカッションでの様子