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  • 『作業所の未来を地方から切り開く 静岡フォーラム2022』 を開催しました

令和4年3月12日(土) 10:15より、「作業所の未来を地方から切り開く 静岡フォーラム2022」をzoomを使って開催をしました。 

本フォーラムは、当会の原点である「障害のある人が住み慣れた地域で、安心して働き、暮らしていく」ことの一層の推進を目指し、福祉現場が課題を共有し合い、忌憚なく意見交換する機会として、16回目の開催となります。

午前は、厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課 地域生活支援推進室 虐待防止専門官/障害福祉専門官 松崎貴之様より、総合支援法の見直し内容と現在の状況について話をして頂き、午後は「住み慣れた地域での生活を支えるために ―生活支援の今とこれから―」と題してシンポジウムを開催しました。シンポジストには当会より三輪浜子理事長、きょうされんより常任理事の大野健志様、全国手をつなぐ事業所協議会東京ブロックより居住支援部長の加藤亮一様、全国手をつなぐ育成会連合会より専務理事の田中正博様が登壇、コーディネーターは当会の高木誠一顧問が務め、オブザーバーとして全国手をつなぐ事業所協議会より松崎伸一理事長と午前中から引き続き厚生労働省松崎専門官にも参加いただきました。 

シンポジウムでは、「住む事(グループホーム等)」「収入の事(工賃等)」「高齢化」についてシンポジストが、各会としての意見を事例や現場の声や今までの経過に照らして話をして頂きました。

その中では、ウクライナでの障害者・高齢者等の現状が、わが国の障害者・高齢者等の弱者が地域で生きる事への困難さに通じている事等を挙げて、生活支援という言葉に込められた想いが法改正によって今後も支えていけるのかを考えさせられる場面もあり、これら様々な想いに対し、オブザーバーからの意見も交えながら非常に濃い時間を過ごしました。 

最後に当会研修委員長の安間孝明様より「やってよかった」という言葉を口火に、なかなか話を聞く事が出来ない人達に話をしてもらえた喜びや、現場経験のある専門官がいる事への安心感等を添えて講評いただき、フォーラムを終えました。

障害を抱える人達や家族、そして事業者にとっても有意義な内容、時間だったと感じました。

最後に、年度末の忙しいなかご参加いただいた約100名の皆さま、ご参加ありがとうございました。 

情報管理委員会 委員長
ふくろう 山田龍宏

当日の様子