平成30年1月13日(土)、県総合福祉会館シズウェルにて作業所連合会・わ中部地区職員研修会を開催しました。

参加者は134名、午前・午後それぞれの講師のお話に熱心に耳を傾けました。 

午前の部は、静岡英和学院大学 人間社会学部准教授 日比 優子先生による講演「ストレスを知り、その対処法を考える」。 

ストレスにさらされることの多い私たちの職場で、心の健康を維持していくための方法を学ぶもので、内容は、 

①「ストレス」を正しく理解する。

②いま、自分が「ストレス」にどのように対処をしているのか分析する。

③今後、どう対処したらよいのか考える。  

など、自分自身の対処行動の分析を通じ、ストレスに負けずに心の健康を維持していく方法を学びました。とくに「自己肯定感を持つことが大切」という言葉が印象的でした。

午後の部は、社会福祉法人覆育会理事長 金刺 幸春氏(もと作業所連合会・わ理事長)による講演「障害者の歴史 古代から現代まで」。

公(行政)による福祉施策は、大宝律令や養老律令、戸令(こりょう)など飛鳥・奈良時代まで遡ることができ、その思想がそのまま現代に至っていることについて、さまざまなエピソードを交えてお話いただきました。これまで、福祉の歴史は明治以降や戦後から語られることが多く、古代にまで遡ったお話は、大変新鮮でした。

一日だけでしたが、充実した研修が実施できたと思います。 

社会福祉法人 静岡手をつなぐ育成の会
理事長 湯浅 克之